月刊誌リジョイス 聖書日課 2014年8月15日(金)

エフェソ6章 神の武具

だから、邪悪な日によく抵抗し、すべてを成し遂げて、しっかりと立つことができるように、神の武具を身に着けなさい。立って、真理を帯として腰に締め、正義を胸当てとして着け、平和の福音を告げる準備を履物としなさい。(エフェソ6:13-15)

 1945年8月15日正午、日本中の国民がラジオの「玉音放送」に耳を傾けました。それは、天皇による敗戦と無条件降伏の報せでした。明治以来「富国強兵」路線のもとに戦争の歴史を歩み続けてきた日本という国。その歩みと企てのすべてが、その日、潰えたのです。以後69年間、私たちは深い反省を胸に、平和国家の道を歩んできたはずでした。しかし、今、日本は再び、戦争する国家に戻ろうとしています。

 御言葉に耳を傾けましょう。獄舎のパウロがエフェソの教会に宛てた手紙です。神に喜ばれる信仰生活について奨めた後、パウロは、主により頼み、その偉大な力によって強くなれ、と命じます。その根拠はキリストによる神との和解であり、神共にいます平和です。パウロはさらに「悪魔の策略」に「神の武具」で対抗せよ、と命じます。軍事力によってではありません。真理、正義、平和の福音宣教、信仰、そして神の言葉という「武具」によってです。

 剣により頼む者は剣によって滅ぶ。真の平和は戦車やミサイルではなく「神の武具」によってこそ実現するのです。

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