月刊誌リジョイス 聖書日課 2014年8月22日(金)

使徒27章 神の御手の中で

ところが、深みに挟まれた浅瀬にぶつかって船を乗り上げてしまい、船首がめり込んで動かなくなり、船尾は激しい波で壊れだした。兵士たちは、囚人たちが泳いで逃げないように、殺そうと計ったが、百人隊長はパウロを助けたいと思ったので、この計画を思いとどまらせた。(使徒27:41-43)

 私たちが日常生活を送っておりますと、時にとても大変な思いをすることがあります。また、思いがけない親切を受けて心が温かくなることもあります。神を知らなければ、このようなことについて、その時々に運不運というようなとらえ方をするのかもしれません。

 ところで、パウロは自分の身の上に起きることを冷静にとらえ、常に最善を尽くします。パウロは百人隊長の好意を素直に受けて友人と貴重な時を過ごしますし、神から与えられた嵐についての知識をもって注意を促し、自分の意見が入れられずに航海の困難に遭遇しても、全くふてくされることなく、人びとを励まし、神による知識によってその時々に最も適切な手立てを行うように提案し続けます。

 けれどもこのようなパウロの行動は単に彼がよい資質を持っていたということだけによるのではありません。パウロは自分が何のために生きているのかを知っていました。神が自分に与えてくださった役割を知っていました。そして何よりもその神が自分たちを導いておられることを知っていました。

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