月刊誌リジョイス 聖書日課 2014年8月27日(水)

エレミヤ32章 安らかに住める場所

しかし今や、…この都について、イスラエルの神、主はこう言われる。「かつてわたしが大いに怒り、憤り、激怒して、追い払った国々から彼らを集め、この場所に帰らせ、安らかに住まわせる。」(エレミヤ32:36-37)

 エレミヤは、何度か不可解なことを、主なる神から要求されます。ここでも無理な預言者的パフォーマンスを強いられました。もうすぐバビロンの手に落ちようとしているのに、お金を出してユダの畑を買えと言われるのです(25節)。

 それに対して神は、「わたしの力の及ばないことが、ひとつでもあるだろうか」と言われます(27節)。偶像に満ちた約束の地を、いったんバビロンによって焼き払い、再びあなたに与えると言われるのです。

 そうして、神の怒り、憤り、激怒が十分に表されたのち、「この場所に帰らせ、安らかに住まわせる」と約束されました。その光景はまことにすばらしく、「わたしに従う心を彼らに与え、わたしから離れることのないようにする。わたしは彼らに恵みを与えることを喜びとし、心と思いを込めて確かに彼らをこの土地に植える」と言われました(40、41節)。

 この約束はキリストにおいて果たされたと、マタイ福音書は記しています。約束の地は、神の激怒が表された、キリストの十字架から全世界に広がりました(28章)。

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