月刊誌リジョイス 聖書日課 2014年9月1日(月)

エレミヤ34章 奴隷解放宣言

それゆえ、主はこう言われる。お前たちが、同胞、隣人に解放を宣言せよというわたしの命令に従わなかったので、わたしはお前たちに解放を宣言する、と主は言われる。それは剣、疫病、飢饉に渡す解放である。わたしは、お前たちを世界のすべての国々の嫌悪の的とする。(エレミヤ34:17)

 旧約聖書物語は、エジプトの奴隷状態から解放されたのに、再びバビロンの奴隷状態になっていく歴史です。しかし、バビロン捕囚の前に、憐れみ深い主は、奴隷たちが解放され、自由の身として去ることができるようにされました。あなたがたも奴隷だったのだから、奴隷に対して憐れみ深くありなさいというのが、神の律法でした。

 ところが、「貴族と民は、…いったん自由の身として去らせた男女の奴隷を再び強制して奴隷の身分とした」のです(10、11節)。これを主は怒り、「またもや、態度を変えてわたしの名を汚した」と、厳しく責められました(16節)。主の名を慈しみ深い方ではなく、無慈悲で酷い方として示してしまったからです。

 これを、主イエスは、「王の前で仲間を赦さない家来のたとえ」で教えられました(マタ18章)。「わたしがお前を憐れんでやったように、お前も自分の仲間を憐れんでやるべきではなかったか」。山上の説教で主イエスが言われるとおり、「憐れみ深い人々は、幸いである、その人たちは憐れみを受ける」のです(マタ5章7節)。

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