月刊誌リジョイス 聖書日課 2014年9月21日(日)

詩編70編 わたしの逃れ場

神よ、わたしは貧しく、身を屈めています。
速やかにわたしを訪れてください。
あなたはわたしの助け、わたしの逃れ場。
主よ、遅れないでください。(詩編70:6)

 詩人は、激しい苦難の中に置かれ、主に助けを求めて祈っています。詩人はまず、その苦難の中で、「わたしは貧しく、身を屈めています」と語っています。

 ここには、私たち人間が、時に強さを装っても、実は貧しく、力なく弱い存在であることが歌われています。しかし、聖書は、そのような私たちに、大丈夫だ、心配はいらないと教えているのです。どうして弱くても大丈夫なのでしょうか。

 なぜならそれは、主が「わたしの逃れ場」として、いつも共にいてくださるからです。ちょうど、私たちが岩の洞窟の中にいるときに外敵から守られているように、主が私たちを取り囲み、共にいてくださるのです。

 そして主は、私たちを、時にかなって「助け」てくださいます。詩人は「遅れないでください」と懇願しています。私たちもこのように祈ることが許されています。しかし、主の助けは決して遅れず、必ずやってきます。

 身を屈め、身動きの取れない私たちに、主はいつもご自身の方から御手を差し伸べ、絶えずご自身の方から救いを与えてくださるのです。

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