月刊誌リジョイス 聖書日課 2014年10月12日(日)

詩編73編 神に近くある幸い

見よ、あなたから遠ざかる者は滅びる。
御もとから迷い去る者をあなたは絶たれる。
わたしは、神に近くあることを幸いとし
主なる神に避けどころを置く。
わたしは御業をことごとく語り伝えよう。(詩編73:27-28)

 「神に逆らう者の安泰を見て、わたしは驕る者をうらやんだ」と詩人は語ります(3節)。私たちもそう考えてしまうことがあるかもしれません。神を信じなくても幸福であり、悩みも苦しみもなく、健康で栄えているではないかと。そうした現実を目の前にして、私たちがうらやむところから神を忘れた思い煩いが生まれてきます。

 思い煩いとは、神が私たちと共におられることへの疑いの心です。主イエスはこう言われました。「何よりもまず、神の国と神の義を求めなさい。そうすれば、これらのものはみな加えて与えられる」と(マタ6章33節)。御言葉によってこそ、神を忘れた世の繁栄の愚かさ、空しさが分かるのです。神を離れて繁栄する世や神を忘れた者は滅び、絶たれると言われます。

 しかし、使徒パウロは主イエスを信じる者たちについて言いました。「しかしあなたがたは、以前は遠く離れていたが、今や、キリスト・イエスにおいて、キリストの血によって近い者となった」(エフェ2章13節)。神を信じて、神に近くされた者は幸いです。

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