月刊誌リジョイス 聖書日課 2014年10月18日(土)

マルコ14章 自分をよく確かめる

一同が席に着いて食事をしているとき、イエスは言われた。「はっきり言っておくが、あなたがたのうちの一人で、わたしと一緒に食事をしている者が、わたしを裏切ろうとしている。」弟子たちは心を痛めて、「まさかわたしのことでは」と代わる代わる言い始めた。(マルコ14:18-19)

 裏切り者の存在を告げる主イエスの言葉によって、過越の食事の席の雰囲気は一変しました。もはや弟子たちは、過越の食事を楽しむことなどできない状態です。

 ここで暗示されている裏切り者とは、言うまでもなくイスカリオテのユダのことです。このとき既に、ユダと祭司長たちの間には金でイエスを引き渡す密約が交わされていました(10、11節)。

 最初は「まさかわたしのことでは」と動揺していた弟子たちですが、ペトロが決して裏切らないと威勢よく語ると、彼らもペトロと口調を合わせました(31節)。しかし、弟子たちは一様にイエスを見捨てて逃げました。きょう、特に心に留めたいことは、主がご指摘くださる自らの弱さを、きちんと受け止めることの難しさです。

 さて、私たちは聖餐にあずかる前に、自分をよく確かめることを求められます(1コリ11:28)。そのとき、よく確かめるなら、自らを頼る誇りは消え去り、自分自身の内にある弱さを覚えさせられます。しかし主は、悔い改め、主に頼り、まことの信仰を言い表す者を、決して拒まれません。

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