月刊誌リジョイス 聖書日課 2014年10月28日(火)

ダニエル2章 永遠に続く一つの国

「この王たちの時代に、天の神は一つの国を興されます。この国は永遠に滅びることなく、その主権は他の民の手に渡ることなく、すべての国を打ち滅ぼし、永遠に続きます。」(ダニエル2:44)

 ダニエルたちが三年間の教育を受けた後、ネブカドネツァル王は「何度か夢を見て不安になり、眠れなく」なりました。ここに、異教の支配者にも、御自身の御旨とご計画をお示しになる神の権威と力を見る思いがします。

 王は賢者たちに、夢の解釈ばかりでなく、夢そのものを言い当てよ、と要求しましたが、奇しくも賢者たちは「これに応じることのできるのは、人間と住まいを共になさらぬ神々だけでございましょう」(11節)と答えて、この世と神々の知恵の限界を示したのです。そのような中で、ダニエルが王の夢を言いあて、解き明かしました。

 一説によれば、王が見た金の頭を持つ巨大な像はバビロン帝国、次の像はペルシア帝国、第三の像はギリシア帝国、そして第四の像はローマ帝国を指しています。どのような国が興ろうとも、私たちの主キリストによって始まった神の国によって、地上の国の罪と死の支配は終わりを告げます。

 ダニエルの夢の解き明かしを通して、異教の王に「あなたたちの神はまことに神々の神」(47節)と告白させたもうた神はほむべきかな!

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