月刊誌リジョイス 聖書日課 2014年11月3日(月)

ダニエル4章 主を知る真の理性

その時が過ぎて、わたしネブカドネツァルは目を上げて天を仰ぐと、理性が戻って来た。わたしはいと高き神をたたえ、永遠に生きるお方をほめたたえた。(ダニエル4:31)

 ダニエル書にはしばしば夢や幻が出て来ます。それは、神を知る者にも知らぬ者にも、ご自身がまことの神であることを示すためです。祈りの世界の中で、神の御旨と御心が見えてきます。

 さて、ネブカドネツァル王は再び夢を見ます。恐ろしい光景に悩まされ、バビロンの知者に夢の解釈を命じますが、今度も解釈できる者は一人もいませんでした。たとえバビロンの知者に夢の意味が分かったとしても、それを王に告げる勇気がなかった、とも言えましょう。ネブカドネツァル王は既にダニエルに宿る神の知恵を知っているはずでした。それなのに、真っ先にダニエルに尋ねないのは、いと高きまことの神を認めたくないという思いからかもしれません。ダニエルが解き明かした大木の夢は、まさしく、それほど傲慢になっていた王に対する警告であったのです。しかし、結局、王は耳を傾けず、理性を失ってしまいます。

 しかし、たとえまことの神を知らない獣のような人生であっても、悔い改めるとき、主を知る真の理性が再び与えられるのです。

コントローラ


自動再生されない方はこちらから再生(mp3形式)
Copyright (C) 2014 RCJ Media Ministry All Rights Reserved.