月刊誌リジョイス 聖書日課 2014年12月11日(木)

黙示録13章 悪しき権力への抵抗

獣は聖なる者たちと戦い、これに勝つことが許され、また、あらゆる種族、民族、言葉の違う民、国民を支配する権威が与えられた。第二の獣は、…獣の像を拝もうとしない者があれば、皆殺しにさせた。(黙示録13:7,15)

 黙示録13章には、サタンの手先である二匹の獣が出てきます。獣は神に敵対し、サタンから与えられた権威と力によって国民を支配し、自分たちを拝むよう強制します。それを拒否し、抵抗する者に対しては激しい弾圧を加え、皆殺しにさせます。

 この二匹の獣が象徴しているのは、悪魔化した政治権力と宗教的権威です。直接的には、絶対的権力によって国民を支配し、皇帝礼拝を強制したローマ帝国を象徴していると言われます。事実、多くのキリスト者が皇帝礼拝の強制に抵抗し、殉教の死をとげました。教会とキリスト者は信仰の良心を守るために、死を覚悟し、抵抗し、殺されたのです。

 しかし、それによって勝利したのは獣ではありません。主イエスは十字架の死を通して、復活の勝利を獲得されました。私たちキリスト者も同様です。私たちキリスト者は、キリストの勝利にも連なる者です。

 いつの時代でも国家が全体主義化し、悪魔化する危険は常に存在します。私たちもまた、絶えず目を覚まし、信仰の良心を守るため、勇気を出して戦います。

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