月刊誌リジョイス 聖書日課 2015年2月13日(金)

マタイ5章 敵をも愛す天の父

「あなたがたも聞いているとおり、『隣人を愛し、敵を憎め』と命じられている。しかし、わたしは言っておく。敵を愛し、自分を迫害する者のために祈りなさい。」(マタイ5:43-44)

 敵を愛しなさい、という主イエスの言葉は、世の人々からは、あまりに理不尽で理解できない教えとして捉えられてきました。しかし、同時に、そのように人を愛すことができたら、どんなにかすばらしいことだろうと、多くの人々の心をとらえてきた言葉です。

 私たちは、この主イエスの言葉を、理不尽な言葉でもなく、また、単なる理想や願望でもなく、自分自身がそのように父なる神から愛されてきたことを覚えて、理解します。私たちがまだ、罪人であったとき、神は、独り子イエスを私たちの罪の贖いとして、十字架の救いを成し遂げてくださいました。神に敵対していた人の心を開いてくださって、救いを示し、罪の赦しを信じる者にしてくださいました。まさに私たち自身が神の敵であり、そこから救われた者なのです。

 敵をも愛す神、その愛は神が神であることを示しています。主イエスはこの天の父の愛をもって、受難の道を歩まれました。そして、その愛をもって愛された私たちは、主イエスと出会って、神を「天の父」として信じるようになったのです。

コントローラ


自動再生されない方はこちらから再生(mp3形式)
Copyright (C) 2015 RCJ Media Ministry All Rights Reserved.