月刊誌リジョイス 聖書日課 2015年3月16日(月)

イザヤ8章 真に畏るべきお方

万軍の主をのみ、聖なる方とせよ。
あなたたちが畏るべき方は主。
御前におののくべき方は主。(イザヤ8:13)

 イザヤ書7章では、「インマヌエル」という名の男の子が、しるしとして生まれる約束がなされました。きょうの8章にも、男の子がしるしとして生まれる約束が与えられます。しかし、その名は「分捕りは早く、略奪は速やかに来る」(1節)という恐ろしい名前です。

 アッシリアの脅威に対して、アラムと北イスラエルは同盟を結び、南ユダ王国をも巻き込もうとします。しかし、この同盟がもろくもアッシリアの前に崩れ去り、富と戦利品が持ち去られることを神は断言します。その後の南ユダ王国の行く末は目に見えています。それでも人々は主の言葉に耳を傾けようとしません。その結果は「地を見渡せば、見よ、苦難と闇、暗黒と苦悩、暗闇と追放」と預言されます(22節)。真に畏るべきお方を畏れない民の行く末です。

 しかし、この預言に希望がないわけではありません。人間の力が打ち砕かれて、真に畏るべきお方の姿が明らかになるとき、暗黒と苦悩の世界に光が差し込みます。預言者イザヤはその日を望んでいます。それは、私たちの希望でもあります。

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