月刊誌リジョイス 聖書日課 2015年3月20日(金)

マタイ17章 人をつまずかせないために

「彼らをつまずかせないようにしよう。湖に行って釣りをしなさい。最初に釣れた魚を取って口を開けると、銀貨が一枚見つかるはずだ。それを取って、わたしとあなたの分として納めなさい。」(マタイ17:27)

 一番弟子のペトロは、「あなたたちの先生は神殿税を納めないのか」と催促されたとき、「納めます」と即答します(24、25節)。

 そのことについて、主イエスは、ご自分は神の子であるのだから、神殿税を納める必要のないことを教えています。しかし、下役の集金人をつまずかせないために、釣った魚の口の中にあった銀貨を神殿税として納めさせました。

 私たちも、この世の習慣と、主イエスの教えとの間で苦しむことがありますが、主イエスは、弱い人をつまずかせないために、この世の習慣に従ったのです。しかし、主イエスは八方美人的な生き方を勧めておられるのではありません。

 パウロは「あなたがたのこの自由な態度が、弱い人々を罪に誘うことにならないように、気をつけなさい」とコリントの信徒たちに語っています(1コリ8章9節)。そのように、主イエスは、神の子とされて、キリスト者としての自由を与えられている私たちに、権利だけを主張するのではなく、弱い人をつまずかせないための心配りをすることを勧めておられるのです。

コントローラ


自動再生されない方はこちらから再生(mp3形式)
Copyright (C) 2015 RCJ Media Ministry All Rights Reserved.