月刊誌リジョイス 聖書日課 2015年3月25日(水)

イザヤ14章 神の民の回復と祝福の広がり

まことに、主はヤコブを憐れみ
再びイスラエルを選び
彼らの土地に置いてくださる。
寄留の民は彼らに加わり
ヤコブの家に結び付く。(イザヤ14:1)

 きょう取り上げるイザヤ書14章は、13章から続くバビロンに対する託宣の続きです。その託宣の狭間に置かれた14章1節から3節は、まるで雲の間から顔をのぞかせた太陽のように、神の民の救いに光を当てています。

 かつては神の怒りの道具として、神の民を連れ去ったバビロニア帝国に、その悪と傲慢の故に神の審判が下されようとしています。バビロンの住人からしてみれば、この審判の託宣ほど恐ろしい内容はありません。しかし、立場を変えて、神の民の目から見れば、バビロンへの審判は神の民の解放と救いです。もちろん、神の民がそのような恩恵に与ることができるのは、彼らの側にそれに価する何かがあったからではありません。ただ、主がヤコブを憐れみ、再びイスラエルを選んでくださったからです。

 それにもまして、ここには祝福の広がりも暗示されています。イスラエルに寄留していた異邦人も神の民に加えられ、神の祝福に与かるという約束です。神はアブラハムに約束された通り、神の民を通して、神の祝福が全世界に及ぶようにしてくださいます。

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