「生き生きとした希望」というのは不思議な言葉です。希望とはそもそも生き生きとしたものではないでしょうか。今の目の前の現実がどんなに暗いものであったとしても、それを超えたところから今を生きる力が与えられる、私たちはそのようなものを希望と呼んでいるはずです。それがことさらに「生き生きとした」ものであると語られるのは、その希望がよほど強く私たちを奮い立たせてくれるものであるからに違いありません。神は豊かな憐れみにより、わたしたちを新たに生まれさせ、死者の中からのイエス・キリストの復活によって、生き生きとした希望を与え、また、あなたがたのために天に蓄えられている、朽ちず、汚れず、しぼまない財産を受け継ぐ者としてくださいました。(1ペトロ1:3-4)