月刊誌リジョイス 聖書日課 2015年4月11日(土)

1ペトロ2章 主のもとに来なさい

この主のもとに来なさい。主は、人々からは見捨てられたのですが、神にとっては選ばれた、尊い、生きた石なのです。あなたがた自身も生きた石として用いられ、霊的な家に造り上げられるようにしなさい。そして聖なる祭司となって神に喜ばれる霊的ないけにえを、イエス・キリストを通して献げなさい。(1ペトロ2:4-5)

 神殿での祭儀を重んじるあまり、肝心の神への愛と隣人愛を形だけのものにしてしまっている人びとがいました。神殿は石造りですが、神殿祭儀を重じるだけの人は、まるで死んだ石であるかのようです。それに対して私たちは「生きた石」として、本来の「生きた石」である主イエス・キリストのもとに「来なさい」と呼びかけられています。

 神殿には、誰しもが入ることができたわけではありませんでした。まして神殿の最も奥深いところ、神と面会するための至聖所には、年に一度、大祭司だけしか入ることが許されていませんでした。人間には罪があるからです。

 それなのに私たちが、「この主のもとに来なさい」と言っていただけるのは、キリストの十字架のゆえです。「そのとき、神殿の垂れ幕が上から下まで真っ二つに裂け」ました(マタ27章51節)。神と私たちとを隔てている罪という壁が十字架の贖いによって取り除かれたのです。今や私たちは常に神の前に立つ「聖なる祭司」です。キリストを親石として、私たち自身も生きた石として、本当の意味での霊的な神殿を建てていくのです。

コントローラ


自動再生されない方はこちらから再生(mp3形式)
Copyright (C) 2015 RCJ Media Ministry All Rights Reserved.