月刊誌リジョイス 聖書日課 2015年5月19日(火)

申命記2章 荒れ野を旅して

あなたの神、主は、あなたの手の業をすべて祝福し、この広大な荒れ野の旅路を守り、この40年の間、あなたの神、主はあなたと共におられたので、あなたは何一つ不足しなかった。(申命記2:7)

 一人の姉妹が、教会の祈祷会で信仰の証をしてくださいました。信仰を持たれてから今に至るまでのご自分の歩みを振り返りながら言葉を語ってくださいましたが、そこでこの方の口から繰り返し発せられたのは「感謝」という言葉でした。このようなことは、この方だけに見られることではないように思います。これまでも、過ぎた歩みを振り返る信仰者たちの口をとおして何度も、同様のことを聞いてきました。

 イスラエルは、カデシュから荒れ野に入り、40年の間、荒れ野を行きめぐりました。この40年は、彼らにとって試みの時でした。苦難、恐れ、悲しみ、迷いのなかにありました。しかし、今、この旅の終わりに、モーセはイスラエルに向かって「あなたの神、主は…祝福し、…あなたは何一つ不足しなかった」と語ります。

 辛く、厳しいことも多かったはずなのです。しかし、振り返ると、不思議にもそこに見えてくるのは、神の祝福であり、恵みなのです。ここに信仰を持って生きる者の祝福があります。荒れ野の旅が祝福と恵みになる、それが信仰の旅です。

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