月刊誌リジョイス 聖書日課 2015年5月26日(火)

ヨエル2章 慈しみの神

あなたたちの神、主に立ち帰れ。
主は恵みに満ち、憐れみ深く
忍耐強く、慈しみに富み
くだした災いを悔いられるからだ。(ヨエル2:13)

 2章からは主の日の近づく有り様が預言されます。それは戦いとして始まりますが、ただの敵との戦いではありません。何しろ、「その姿は馬のようで、軍馬のように駆ける。戦車のような響きをたてて山の頂を駆け巡り、わらを焼く炎のような音をたてる」のです(4、5節)。これは主の軍勢です。ですから、「主はその軍勢の前で声をとどろかされる」のです(11節)。主に背くなら、主と戦うことになります。

 けれどもここで突然に主の慈しみが示されます。「あなたたちの神、主に立ち帰れ。主は恵みに満ち、憐れみ深く、忍耐強く、慈しみに富み、くだした災いを悔いられるからだ」。これは、主が再び十戒を授けてくださった時に宣言された言葉です(出34章6、7節)。この宣言により、神がどのようなお方なのかが、明らかにされています。

 神は災いの神ではありません。慈しみの神です。だからこそ、裁きを語る時にすら、救いを、それどころか祝福を語ってくださいます。むしろ、裁きを前もって警告してまで、人がそこから救われることを望んでおられます。

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