月刊誌リジョイス 聖書日課 2015年6月1日(月)

申命記4章 神の栄光のために

ただひたすら注意してあなた自身に十分気をつけ、目で見たことを忘れず、生涯心から離すことなく、子や孫たちにも語り伝えなさい。(申命記4:9)

 イスラエルの民の救い、新約の民、私たちの救いに共通の目的があります。それは、神の栄光があらわされることです。このために私たちが心すべき必要不可欠なことが、9節にモーセを通して語られています。

 決定的に大切なことは、「目で見たことを忘れず、生涯心から離」さず生きることです。「目で見たこと」とは、神の救いの恵みのことです。これは文字どおりこの肉の目で見たことを意味しません。救いの恵みは世代から世代に受け継がれています。私たちはキリストを見たことはありませんが、愛しており、救いの喜びを与えられています。一番大切なことはこの救いの恵みをいつも、どのような時も心に刻んで生きることです。掟に縛られてがんじがらめに生きるのではなく、神の恵みを心に蓄えて生きることこそ、信仰者の生活です。

 さらにこの恵みは語り伝えることによって、確かにされていきます。「子や孫」とは、次の世代の人たちです。この神の救いの恵み、十字架と復活の福音を、言葉と生き方を通して伝えていくのです。そのとき、神の栄光はあらわされます。

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