月刊誌リジョイス 聖書日課 2015年6月6日(土)

使徒7章 主よ、この罪を彼らに負わせないでください

人々が石を投げつけている間、ステファノは主に呼びかけて、「主イエスよ、わたしの霊をお受けください」と言った。それから、ひざまずいて、「主よ、この罪を彼らに負わせないでください」と大声で叫んだ。ステファノはこう言って、眠りについた。(使徒7:59-60)

 前章に続き、ステファノの言葉と死について語ります。聖書に「先にいる多くの者が後になり、後にいる多くの者が先になる」とあります(マタ19章30節、マコ10章31節)。まさにステファノは十二弟子よりも後に主を信じましたが、福音のため大胆に立派な証しを立て、初めての殉教者となりました。彼は正当でない罪を着せられ、人々に襲われ、都の外に引きずり出され、死に至るまで、石を投げつけられるのです。

 その時、ステファノは「主イエスよ、わたしの霊をお受けください」と祈り、それから、ひざまずいて、「主よ、この罪を彼らに負わせないでください」と最後まで主の教えを守り、主の道に従って殉教しました。信仰を持つものとして、悪に悪ではなく、悪に善を返すことをしました。彼は死さえも恐れず、攻撃してくる相手を心から赦しました。最後まで彼らのために祈り、真理に基づく希望を抱き、死後の復活を仰ぎ見ながら私たちにすばらしい模範を示しました。このように、主イエス・キリストの贖いの死によって赦されたステファノは、自分の敵を赦すことができました。

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