月刊誌リジョイス 聖書日課 2015年6月8日(月)

申命記7章 神の宝の民

あなたは、あなたの神、主の聖なる民である。あなたの神、主は地の面にいるすべての民の中からあなたを選び、御自分の宝の民とされた。ただ、あなたに対する主の愛のゆえに、…ファラオが支配する奴隷の家から救い出されたのである。(申命記7:6,8)

 青年時代に通った教会の牧師は何度も繰り返して、説教のなかで、この申命記7章6〜8節の御言葉を引用されました。確かに、この箇所は繰り返し、私たちが心に刻むべき御言葉です。

 ここには神の恵みの選びの信仰が語られています。選びの信仰は、しばしば、人を傲慢にするのではないかと誤解されることもあります。しかし、断じてそうではありません。

 お選びになったのは神ご自身です。そして、選びの理由は、私たち自身のいかなる価値や功績によるものでもありません。「数が多かったから」でもなく、むしろ「他のどの民よりも貧弱であった」者を、神が選ばれたのです。神が私たちを選ばれたのは、ただ神が、「心引かれ」たからだと言われています(7節)。

 つまり、選びは全くの神の恵みによります。ですから、選ばれた者は、自分を誇るのではなく、ただ神を誇り、一切の栄光を神に帰し、神に感謝し、神を賛美します。

 さらにこの神の選びこそ、私たちの信仰に確かさを与えます。神がお選びくださった、その一点で私たちは「神の宝」とされるのです。

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