月刊誌リジョイス 聖書日課 2015年6月12日(金)

使徒8章 霊の声を聞く

すると、“霊”がフィリポに、「追いかけて、あの馬車と一緒に行け」と言った。フィリポが走り寄ると、預言者イザヤの書を朗読しているのが聞こえたので、「読んでいることがお分かりになりますか」と言った。(使徒8:29-30)

 フィリポは霊に導かれ、エルサレムからガザに下る道へ行きました。するとエチオピア女王の全財産を管理している宦官がエルサレムに礼拝に来て帰る途中でした。彼は、馬車に乗って預言者イザヤの書を朗読していました。

 聖霊がフィリポに「追いかけて、あの馬車と一緒に行け」と命じました。導かれるままに走り寄ると、預言者イザヤの書を朗読しているのが聞こえたので、フィリポはエチオピア人の宦官に「読んでいることがお分かりになりますか」と言いました。すると、宦官は、そばに来て手引きしてくれるようにと頼むのです。そこでフィリポはイザヤ書に預言されている主イエスの生涯とその受難、驚きと恵みに満ちた福音を伝えました。最後に宦官は主イエスが神の子であることを信仰告白し、洗礼を受けました。

 フィリポは神の声に忠実に聞き従う人でした。聞くだけではなく、聞いた事を行う人でもありました。私たちは皆、忙しい日々が続きますが、そのなかでも神の霊が私たちに語られる声に耳を傾ける必要があります。そして、フィリポのようにその声に従うと、聖霊に遣わされ、私たちは神によって用いられるのです。

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