月刊誌リジョイス 聖書日課 2015年8月25日(火)

サムエル上18章 主が去られた者と、主が共におられる者

主はダビデと共におられ、サウルを離れ去られたので、サウルはダビデを恐れ、ダビデを遠ざけ、千人隊の長に任命した。ダビデは兵士の先頭に立って出陣し、また帰還した。主は彼と共におられ、彼はどの戦いにおいても勝利を収めた。(サムエル上18:12-14)

 ゴリアトを倒してイスラエルに勝利をもたらしたダビデはサウル王に気に入られ、戦士の長に任命されました。ところが、この後思いもよらぬことが起こります。

 イスラエル軍が意気揚々と帰還したとき、国中の町の女性たちが「サウルは千を討ち、ダビデは万を討った」と歓呼して出迎えました。サウル王様とダビデ様は幾千幾万を討たれたというほどの意味ですが、サウルはこれを、ダビデを称賛し自分を賤しめるものと曲解し、逆上しました。それからというもの、ダビデ憎しの一心で、狂ったように行動します。主の霊が去り、逆に悪霊が憑りついた結果です。ダビデが竪琴を弾いても、もはや効果はありませんでした。

 サウルはあらゆる策を講じて、ダビデを戦場に送り、戦死を謀りますが、主が共におられるダビデは行く先々で勝利します。自分と王国を救ってくれた英雄を自ら殺そうとするとは、何という矛盾でしょうか。罪人の有り様そのものです。

 やがてダビデは苦難の逃亡生活に入りますが、主が共におられ、確かに守られます。

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