月刊誌リジョイス 聖書日課 2015年9月28日(月)

サムエル下6章 主の箱を運び入れる

一行がナコンの麦打ち場にさしかかったとき、牛がよろめいたので、ウザは神の箱の方に手を伸ばし、箱を押さえた。ウザに対して主は怒りを発し、この過失のゆえに神はその場で彼を打たれた。ウザは神の箱の傍らで死んだ。(サムエル下6:6-7)

 ダビデが、エルサレムを占領して最初に行おうとしたことは、神の箱を運び入れることでした。神の箱は、契約の箱とも言います。その中には、十戒が刻まれた石の板が入っていました。神の箱は、主の臨在をあらわし、主との契約のしるしです。この神の箱は、バアレ・ユダに安置されていましたが、ダビデはエルサレムに移そうとしたのです。

 こうして、ダビデたちは神の箱を新しい車に載せて、出発しました。ところが途中、車を引いていた牛がよろめき、神の箱が車から落ちそうになりました。神の箱のそばにいたウザは、手を伸ばして箱を押さえてしまいました。神の臨在を示す箱に触れることは、律法で禁じられていました。ウザは、神の怒りに触れ、その場で、死んでしまいました。しかし、その後、神は憐れまれ、契約の箱を運び入れることをお許しになられます。

 ダビデは、主の前に力の限りに喜び踊りながら、神の箱を、エルサレムへと運び入れました。こうして、エルサレムは、神の都とされました。やがて神の救いの恵みは、人びとが神の臨在を喜ぶこの都で、表されていきます。

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