月刊誌リジョイス 聖書日課 2015年11月10日(火)

イザヤ41章 わたしはあなたと共にいる神

恐れることはない、わたしはあなたと共にいる神。
たじろぐな、わたしはあなたの神。
勢いを与えてあなたを助け
わたしの救いの右の手であなたを支える。(イザヤ41:10)

 キュロスは紀元前539年にバビロンを征服します。当時、彼は諸国の王たちを屈服させました。またバビロンに捕囚となったユダヤ人たちを、本国に帰還させたのもこのキュロスです。このことはイザヤの預言の成就です(45章参照)。

 ここで大切なことは、その時代の誰がキュロスを登場させたのかということです(4節)。それは、主なる神にほかなりません。私たちは、歴史の中で働かれる主権的な神にいつも期待し、仰ぎ見なければなりません。歴史を導くのは、その時代の神々や王たちではありません。私たちの主だけが主権をもって歴史を導かれるお方です。

 神の主権は、この世的には何の価値もないイスラエルの民を守って救い出します。そこにこそ、神の主権の偉大さが現れています。また、神はイスラエルの民を新しい地で生きるようにと、主権をもって導かれます。歴史の中でご自分の民を救う神の主権こそ完全です。

 主権を持ったこの神が、「恐れることはない、わたしはあなたと共にいる神」と呼びかけてくださいます。主権をもって働かれるお方が共にいてくださるので、私たちの慰めと希望は絶えることがありません。

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