月刊誌リジョイス 聖書日課 2015年12月12日(土)

使徒25章 重なる陰謀を乗り越えて

祭司長たちやユダヤ人のおもだった人々は、パウロを訴え出て、彼をエルサレムへ送り返すよう計らっていただきたいと、フェストゥスに頼んだ。途中で殺そうと陰謀をたくらんでいたのである。(使徒25:2-3)

 40人の暗殺団の企みも、弁護士を使って判決によってパウロを死刑にさせようとしたことも失敗に終わりました。それでは終わらず、今度は新しく総督として赴任したフェストゥスに、ユダヤ人の最高宗教指導者たちが、ユダヤ人全体の代表として、初めての挨拶にやってきました。そこでカイサリアにいるパウロをエルサレムへ送り返すように頼みます。途中でパウロを殺そうと、陰謀を企んでいるのです。

 しかし、主イエスの導きによってこの陰謀もまた失敗に終わります。パウロはカイサリアで軍人たちによって徹底的に守られていました。また総督フェストゥスは、まもなくエルサレムからカイサリアに戻らなければなりませんでした。そのため、ユダヤ人たちの願いを断ります。

 この判断によってパウロは命が助かります。いろいろな宗教を含めて福音宣教を止めさせようとする陰謀やたくらみは今も絶えず起こっています。しかし、それは失敗に終わります。どのような状況でも主イエスによる福音宣教は揺るぐことなく進むからです。ここに宣教の夢と希望があるのではないでしょうか。

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