月刊誌リジョイス 聖書日課 2016年1月8日(金)

ルカ4章 御言葉を盾として

さて、イエスは聖霊に満ちて、ヨルダン川からお帰りになった。そして、…40日間、悪魔から誘惑を受けられた。その間、何も食べず、その期間が終わると空腹を覚えられた。そこで、悪魔はイエスに言った。「神の子なら、この石にパンになるように命じたらどうだ。」イエスは、「『人はパンだけで生きるものではない』と書いてある」とお答えになった。(ルカ4:1-4)

 私たちと同じ一人の人として洗礼を受けられた主イエスは、神の子として悪魔の誘惑を受けられます。

 石にパンになれと命じたらどうだと言われると、「『人はパンだけで生きるものではない』と書いてある」と答え、悪魔を拝めば世界中の権力と繁栄を与えようと誘惑されると、「『あなたの神である主を拝み、ただ主に仕えよ』と書いてある」と答えます。天使の守りが約束されているのだから、ここから飛び降りたらどうだと言われると、「『あなたの神である主を試してはならない』と言われている」と、すべての誘惑を、御言葉を盾にして退けます。人となられた御子は、私たちにもできる方法で、誘惑に勝ってくださいました。

 神に愛され御心に留めていただいている私たちも悪魔の誘惑にあうことがあります。今日、ここに生かされていることに畏れを覚え、神無き虚栄や、神が勧めておられない蛮勇を避け、御言葉に従って歩みましょう。「罪を犯されなかったが、あらゆる点において、わたしたちと同様に試練に遭われた」(ヘブ4章15節)主が、私たちのために今日もとりなしていてくださいます。

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