月刊誌リジョイス 聖書日課 2016年1月29日(金)

ルカ12章 だれを恐れるべきか

「友人であるあなたがたに言っておく。体を殺しても、その後、それ以上何もできない者どもを恐れてはならない。だれを恐れるべきか、教えよう。それは、殺した後で、地獄に投げ込む権威を持っている方だ。そうだ。言っておくが、この方を恐れなさい。」(ルカ12:4-5)

 不安が社会を覆っている時代です。情報が溢れ、怖いものは数えきれないほどあります。「だれを恐れるべきか、教えよう」。これは、真に恐れるべきものと、そうでないものとを見分ける知恵の言葉、私たちを不必要な恐れから解放してくれる希望の言葉ではないでしょうか。「友人であるあなたがたに言っておく」と主イエスが愛する弟子たちに語られた言葉です。「体を殺しても、その後、それ以上何もできない者どもを恐れてはならない」。

 この権威ある神は、愛の神です。5羽2アサリオンで売られている雀の、半端でおまけの一羽でさえ、神がお忘れになることはありません。それどころか、私たちの髪の毛の数までも、一本残らず主はご存じだというのです。「恐れるな。あなたがたは、たくさんの雀よりもはるかにまさっている」。

 神のかたちに創造され、御子をさえ惜しまずに与えられた私たちが、神に忘れられることはありません。十字架と復活によって示された神の愛の確かさを心に刻み、永遠を支配しておられる神の権威を思うとき、「恐れてはならない」という主イエスの言葉は、力強く私たちを支えてくれます。

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