月刊誌リジョイス 聖書日課 2016年2月9日(火)

申命記20章 主による勝利

「イスラエルよ、聞け。あなたたちは、今日、敵との戦いに臨む。心ひるむな。恐れるな。慌てるな。彼らの前にうろたえるな。あなたたちの神、主が共に進み、敵と戦って勝利を賜るからである。」(申命記20:3-4)

 申命記20章では戦争についての戒めが語られています。神の民は多くの、そしてさまざまな戦争を経験しました。エジプト脱出の時には後ろからエジプトの軍に追われました。荒れ野の旅路の途上でもアマレク人からの襲撃に苦労しました。約束の土地においても争いの危機が絶えずありました。敵から民を守るための戦力が必要でした。その戦力をいかに用いるのか。神の民には戒めが必要でした。

 この戒めがあっても、イスラエルは、バビロン捕囚を体験し、また、その領土はローマ帝国に組み込まれてしまいます。これらの戒めは、土地を巡る戦いではなく、霊的な戦いに当てはめられることとなります。

 主イエスの弟子たちが全世界に遣わされるなかにも、戦いはあります。「血肉を相手にするものではなく、支配と権威、暗闇の世界の支配者、天にいる悪の諸霊を相手にするもの」です(エフェ6章12節)。大きな力が教会に立ち向かって来る時に、私たちは恐れてしまいます。しかし、神は「心ひるむな。恐れるな。…主が共に進み、…勝利を賜る」と励ましてくださいます。

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