月刊誌リジョイス 聖書日課 2016年2月26日(金)

テトス1章 聖書の教えに従って勧める

監督は…教えに適う信頼すべき言葉をしっかり守る人でなければなりません。そうでないと、健全な教えに従って勧めたり、反対者の主張を論破したりすることもできないでしょう。(テトス1:7-9)

 パウロがテトスを残していったクレタの教会には、間違った教理を教える偽教師たちがいました。信仰生活が比較的短い異邦人教会であるため、クレタの教会の信徒たちは、それが間違った教えであるかどうか見分ける力がなかったのでしょう。間違った教理を教えられた信徒たちは、間違った信仰生活を過ごすようになっていました。それゆえ、パウロは健全な教えに従って、すなわち、聖書に従って、信徒たちを教えるようにと語ります。

 今日の多くの異端の教会も聖書を教えます。その教えは、一見、聖書からの「健全な教え」であるように見えることもあります。けれども、彼らの教えは「異端」という言葉のように、「端」すなわち最後が異なっています。なぜ、彼らはそういう教えを語るのか。それは、「恥ずべき利益を得るため」(11節)です。彼らは聖書に従って教えるのではなく、自分たちに聖書を従わせようとします。

 聖書は従わせるものではなく、私たちが従うべき信仰と生活の唯一の基準である神の言葉です。今日も一日、聖書の教えに従って、主と共に歩んで行きましょう。

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