月刊誌リジョイス 聖書日課 2016年3月14日(月)

ヨブ2章 不幸も共にいただこう

彼の妻は、
「どこまでも無垢でいるのですか。神を呪って、死ぬ方がましでしょう」と言ったが、ヨブは答えた。
「お前まで愚かなことを言うのか。わたしたちは、神から幸福をいただいたのだから、不幸もいただこうではないか。」
このようになっても、彼は唇をもって罪を犯すことをしなかった。(ヨブ2:9-10)

 財産を失い、子たちを失ったヨブ。しかし彼から神へのまっすぐさが失われることはありませんでした。ヨブを信頼した神の正しさも揺らぐことはありませんでした。

 しかし、サタンはあきらめません。ヨブの無垢さはまだ証明されていないと神に詰め寄ります。サタンは再び神の許可を得、ヨブの体にひどい病をもたらします。ヨブは、まるで神の呪いを受けたかのような有様に変貌しました。ヨブは灰の中に座り、体をかきむしります。そのようなヨブに、彼の妻は寄り添い、言います。もう無垢であることをやめて、神を呪った方が楽ではないか。それは彼女なりの精一杯の思いやりの言葉だったでしょうか。彼女も辛かったでしょう。しかし、そのような優しさにもサタンは企みを忍びこませます。妻の言う通りと、ヨブに神を呪わせるために。

 それでも、ヨブは願います。「わたしたちは」と。ヨブはまっすぐに神に向かい続けます。しかも妻と共にそうあることを願います。神から共に不幸をもいただくことが共に在ること、愛し合うことです。ヨブのまっすぐさは、妻への愛と妻の神への愛を守ります。

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