月刊誌リジョイス 聖書日課 2016年3月25日(金)

ルカ22章 イエスの力強い祈り

「シモン、シモン、サタンはあなたがたを、小麦のようにふるいにかけることを神に願って聞き入れられた。しかし、わたしはあなたのために、信仰が無くならないように祈った。だから、あなたは立ち直ったら、兄弟たちを力づけてやりなさい。」(ルカ22:31-32)

 主イエスとの最後の食事の後、弟子たちは悪魔から激しい誘惑を受けます。悪魔の目的は、彼らの心をくじき神の任務には到底耐えられない罪人であることを証明することでした。

 ペトロはすぐに三度も主イエスを知らないと否定するほど深刻な裏切りの罪を犯しました(54節以下)。失敗する前の彼は自分の信仰を堂々と誇ることができましたが(33節)、誘惑に出遭い自分の信仰的な誠実さなど全く役に立たないことを知りました。

 しかしこの失敗をとおして彼の信仰は練り清められます。神にとっては失敗にも意味があるのです。彼はこの時「兄弟たちを力づけ」る(32節)伝道者となるための鍛錬を受けていたのでした。

 ときに私たちもペトロのように信仰が無くなってしまうのではないかと思うほどの試練にあう時があります。そんな時、私たちに代わって祈ってくれる信仰の友がいることは喜びです。さらに力強い味方がいます。ペトロの「信仰が無くならないように」祈られたイエスは、今日私たちのためにも執り成しの祈りをしてくださるからです。

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