月刊誌リジョイス 聖書日課 2016年6月11日(土)

ヨハネ10章 主イエスは良い羊飼い

「わたしが来たのは、羊が命を受けるため、しかも豊かに受けるためである。わたしは良い羊飼いである。良い羊飼いは羊のために命を捨てる。わたしは良い羊飼いである。わたしは自分の羊を知っており、羊もわたしを知っている。」(ヨハネ10:10-11,14)

 聖書は、神を「羊飼い」に、人間を「羊」に譬えて語ることがよくあります。(詩23編など)。羊は、たいへん弱い動物です。一人で自分の身を守ることもできませんし、一人で餌にありつくこともできません。羊飼いがいる群れから、はぐれてしまえば、その羊は生きていくことができなくなるのです。同じように、人間も、羊飼いである神のもとから離れて生きていくことはできません。

 主イエスは、「わたしは良い羊飼い」である、とおっしゃいました。良い羊飼いであられる主イエスは、私たちのことをよく知っていてくださいます。自分や他人が自分のことを知っている以上に、もっと深いところで、わたしのことをいつも心にかけてくださるのです。

 なにより、主が良い羊飼いであられるのは、私たち羊のために、十字架の上で命を捨ててくださったからです。神から離れ、失われた羊を探し出すために、神は御子をこの世に遣わしてくださいました。今、神と共に生きることができる幸いを覚えつつ、わたしのすべてを知っていてくださる主の御声に聴き従って歩みましょう。

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