月刊誌リジョイス 聖書日課 2016年9月10日(土)

黙示録10章 もはや時がない

すると、海と地の上に立つのをわたしが見たあの天使が、
右手を天に上げ、
世々限りなく生きておられる方にかけて誓った。…「もはや時がない。第七の天使がラッパを吹くとき、神の秘められた計画が成就する。それは、神が御自分の僕である預言者たちに良い知らせとして告げられたとおりである。」。(黙示録10:5-7)

 9章において第五と第六のラッパが吹き鳴らされ、第七のラッパは11章15節で吹き鳴らされますから、第10章は、その間の出来事を記しています。

 ここに、「もう一人の力強い天使」が登場します。頭には虹をいただき、顔は太陽のようで、足は火の柱のようだと言います。頭の虹は、ノアの箱船の時、神が罪人を滅ぼした後に二度と人を滅ぼさないと約束された印であり、顔は、主イエスの山上の変貌での栄光の輝きに似て、足は出エジプトで民を導いた火の柱を思わせます。天使は被造物であり、主イエスとは異なる存在ですが、この姿から、この天使は神と人間の仲保者となられたキリストを思わせます。

 ここで天使は、「もはや時がない」と語ります。いよいよ、神の裁きの時が来るのです。これ以上延ばされることはありません。悔い改めを急ぎ、まだ、福音が届いていない人々に、神の福音を届けなければなりません。

 しかし恐れる必要はありません。御言葉はこのことを「良い知らせ」と呼んでいます。それは、この時が救いの完成の時、喜びの時だからです。

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