月刊誌リジョイス 聖書日課 2016年9月23日(金)

黙示録15章 モーセの歌と小羊の歌

彼らは、神の僕モーセの歌と小羊の歌とをうたった。
「全能者である神、主よ、
あなたの業は偉大で、
驚くべきもの。
諸国の民の王よ、

聖なる方は、あなただけ。
すべての国民が、来て、
あなたの前にひれ伏すでしょう。
あなたの正しい裁きが、
明らかになったからです。」(黙示録15:3-4)

 「神の怒りがその極みに達」し、「神の怒りが盛られた七つの金の鉢」は、天使の手に渡っています(1、7節)。神の怒りは、竜に対して、また、獣の像を拝ませる人間とその像を拝む人間に向けられています。そして、神の怒りが極みに達するとき、獣に勝ち、その像に勝った者たちが、天の神殿で声高らかに「モーセの歌と小羊の歌とを」うたいます。

 この賛美は、天の神殿の歌声です。地上においては、七つの災いが到来しようとしています。しかしキリスト者は、この地での壮絶な戦いの最中に、天上の歌声を聞くことを許されています。賛美の内容は、神の裁きの正しさです。すべての国民が、神の裁きの正しさを知り、神にひれ伏すときが、必ず到来します。

 「モーセの歌」が、紅海を渡ったモーセがうたった歌であるなら、「小羊の歌」とは十字架で死の海を渡り、復活され死に勝利された小羊であるキリストがうたった歌となります。天上では今もモーセもキリストも、神の裁きの正しさをほめたたえています。

 キリスト者は小羊をたたえ、小羊は神をたたえ、栄光はすべて神に帰されます。

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