月刊誌リジョイス 聖書日課 2016年10月18日(火)

歴代下32章 涙の谷を行くときも

ヒゼキヤは病にかかり、死にそうになった。彼が主に祈ったので、主は彼にこたえ、しるしを与えられた。(歴代下32:24)

 ヒゼキヤは死の病にかかりました。預言者イザヤに死を告げられたヒゼキヤは、悲しみに暮れ、「顔を壁に向けて、主に」祈りました(王下20章2節)。すると、「あなたの父祖ダビデの神、主はこう言われる。わたしはあなたの祈りを聞き、涙を見た。見よ、わたしはあなたをいや」すというイザヤの預言を聞くことができました(王下20章5節)。そして、それは実現します。あなたの涙を見た。「わたしの嘆きを数え…革袋にわたしの涙を蓄えて」くださる主は、孤独の中で祈られる民の声を聞いてくださっています(詩56編9節)。それが声なき声だったとしてもです。

 主イエスはおっしゃいます。「あなたが祈るときは、奥まった自分の部屋に入って戸を閉め、隠れたところにおられるあなたの父に祈りなさい。そうすれば、隠れたことを見ておられるあなたの父が報いてくださる」(マタ6章6節)。

 私たちには試練の中で祈ることを忘れる日々、涙の中で祈りたくても祈ることができない日々があるかもしれません。それでも、奥まった部屋で、顔を壁に向かわせる時、そこに主は共におられます。

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