月刊誌リジョイス 聖書日課 2016年11月9日(水)

ネヘミヤ7章 神の民の再建

わたしは心に神の指示を受けて、貴族と役人と民を集め、家系に従って登録させようとしたところ、最初に帰還した人々の名簿を発見した。そこには次のように記録されているのを発見した。(ネヘミヤ7:5)

 ついに城壁の再建工事が完成しました。しかし、6章の最後には、トビヤがネヘミヤに脅迫の手紙をよこしたことが記されていました。完成したからと言って安心してはいられません。ネヘミヤは命じます。「エルサレムの住民に守備態勢を取らせ、各自が自分の持ち場と、各自が自分の家の前を守るようにせよ」(3節)。完成後、今度は維持していく働きが続きます。

 その後、神の指示を受けて民たちの住民登録をしようとしたところ、最初に帰還した人々の名簿が発見されました。それが6節から68節まで記されます。この名簿はエズラ記2章にもあります。エズラ記では、かつて連れ去られた者たちが帰って来たという、過去との連続性が示されています。

 ネヘミヤ記には別の意図があるようです。ネヘミヤ記は城壁完成後、今度は民たちが整えられていくことに話が移っていきます。そのために民のリストがここに記されたのでしょう。再建されるのは建物だけではありません。民たちの信仰生活が再建されなければならないのです。神は今も私たちの信仰生活を再建されます。

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