月刊誌リジョイス 聖書日課 2016年11月22日(火)

ナホム1章 主の忍耐と罰

主は敵に報復し
仇に向かって怒りを抱かれる。
主は忍耐強く、その力は大きい。
主は決して罰せずにはおられない。
その道はつむじ風と嵐の中にあり
雲は御足の塵である。(ナホム1:2-3)

 ユダの人々はアッシリアに経済的にも宗教的にも抑圧されていました。私たちもさまざまな苦しみにあいます。その時、神に祈ります。しかしどんなに祈っても神が一向に動いてくださらず、不義をも放置されているかのように思われることがあるのではないでしょうか。

 しかし神は神に敵対する者を「決して罰せずにはおられない」方です。悪を放置し続けることは神の義に反するからです。ですから神が悪を行うアッシリアの首都ニネベの滅びを預言なさるのは当然のことです。しかし同時に神は「忍耐強く」(3節)、「恵み深く」(7節)あられます。滅びの時を先延ばしにして、人々が罪から立ち帰るのを待たれます。このように神は裁きを行われると同時に恵みを与えようとなさるお方なのです。

 私たちはこの神のご性質の一方だけしか見えなくなることがあります。そして、神に対して怒りや苛立ちを抱いてしまいます。自分の思いや願望を後退させて神のなさることに道を明け渡し、心から神への信頼に生きようではありませんか。

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