イズレエル人であったナボトは、アハブ王の宮殿のすぐ近くにぶどう畑を持っていました。そのナボトに対して、王は畑を譲ってくれと話を持ちかけました。引き替えに、ナボトにはより良い畑を与えることを約束しました。この条件は決して悪くはないはずですが、ナボトはこの申し出を断ります。理由は簡単です。それは先祖から受け継いだ土地だからです。ナボトはアハブに言います。「先祖から伝わる嗣業の土地を譲ることなど、主にかけてわたしにはできません」。王は腹をたて、ナボトを石で打ち殺してしまいます。このようなアハブ王の行動を神は裁かれました。ナボトはアハブに、「先祖から伝わる嗣業の土地を譲ることなど、主にかけてわたしにはできません」と言った。(列王上21:3)