月刊誌リジョイス 聖書日課 2017年7月11日(火)

マルコ14章 確実な恵みにあずかる

「取りなさい。これはわたしの体である。」また、杯を取り、感謝の祈りを唱えて、彼らにお渡しになった。彼らは皆その杯から飲んだ。そして、イエスは言われた。「これは、多くの人のために流されるわたしの血、契約の血である。」(マルコ14:22-24)

 イエス・キリストは、十字架につけられる前の夜に聖餐式を制定されました。聖礼典は「目に見える聖なるしるし」であって、「神は、その執行を通して、福音の約束をよりよくわたしたちに理解させ、封印」なさいます(『ハイデルベルク』問66の答)。すなわち、パンとブドウ酒という物質を用いて執行されるという感覚的な確実性において、それにあずかる者に確実な霊的祝福を与えるものです。

 聖餐式において私たちは、十字架につけられたキリストの体と流された血を指し示すパンとブドウ酒をいただきます。司式者の手から受け、実際に食べ飲むのです。それを私たちは感覚的に感じ取ることができます。口から入り、食道を下ってお腹に入っていく。その感覚的しるしの確実さが、霊的祝福の確実さになるのです。聖霊の働きによって、それが現実になります。

 主イエスは、福音の約束を保証するために、聖餐式を制定してくださいました。「確かに永遠の命へとわたしの魂を養いまた潤してくださる」(『ハイデルベルク』問75の答)ためです。それゆえ私たちは、聖餐式にあずかることを本当に大切にする必要があるのです。

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