月刊誌リジョイス 聖書日課 2017年7月23日(日)

ルカ22章 新しい契約

食事を終えてから、杯も同じようにして言われた。「この杯は、あなたがたのために流される、わたしの血による新しい契約である。」(ルカ22:20)

 古い契約(旧約)の時代と違い、新しい契約(新約)に生きる私たちには、救い主がはっきりと示されています。救い主が、今や礼拝の中で、特に説教と聖礼典を通して生き生きと示されることにより、契約の民としての営みがいよいよ新しくされていきます。

 きょうの箇所で主イエスは、この後裏切ることとなるペトロとも新しい契約を交わされました。この後31節で、主イエスはペトロが三度ご自身を否定すること、信仰が無くなる程の事態に陥ることを予告され、その上で「立ち直ったら兄弟たちを力づけるように」と言われています。そして後にすべてを知ったペトロは「激しく泣」くこととなるのです(62節)。

 私たちも、罪を犯した、と後から気付かされることがあります。しかし、既にこの御言葉が与えられていました。すべてを承知の上でご自身を提供してくださる方は、私たちの罪をも担い、十字架へと向かわれたのです。この方が、「新しい契約である」と私たちに今語られ、杯を差し出してくださる。ここに契約の民としての喜びと神の恩恵とを見ます。この恵みを契約の子らに譲り渡してゆきましょう。

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