月刊誌リジョイス 聖書日課 2017年8月5日(土)

2コリント2章 一つの群れとなるために

むしろ、あなたがたは、その人が悲しみに打ちのめされてしまわないように、赦して、力づけるべきです。そこで、ぜひともその人を愛するようにしてください。…そうするのは、サタンにつけ込まれないためです。サタンのやり口は心得ているからです。(2コリント2:7-11)

 戒規の後、本人の悔い改めが示されたとき、神の家族はどうあるべきでしょうか。

 罪の裁きのために用いられた教会会議は、悔い改めた人に対しては、「キリストの前で」(2章10節)、真に赦し、受け入れます。

 「キリストによって赦されない罪はなく、癒されない傷もない」(70周年記念宣言)のです。悔い改めが確かなら、今度は、本人が立ち上がるための最善の配慮が教会には求められます。パウロは、その人が悲しみに打ちのめされてしまわないように、赦して、力づけ、愛を確認するようにと勧めます。

 教会は罪の赦しの恵みを共に喜び分かち合う神の家族です。このような時こそ、自分も罪赦された者であることを自覚し、赦しの共同体に生きる者として、心から兄弟を受け入れなければなりません。

 人を責め、裁くことが得意な私たちです。赦すことが難しい私たちです。キリスト者同士を互いに敵対させ、教会を分裂させようとするのがサタンのやり口です。教会はこれに乗ってはなりません。

 赦し合い、愛し合う一つの群れとなれるよう、聖霊の助けをいただけますように。

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