月刊誌リジョイス 聖書日課 2017年8月21日(月)

申命記5章 神を喜ぶ

「わたしは主、あなたの神、あなたをエジプトの国、奴隷の家から導き出した神である。」(申命記5:6)

 『ハイデルベルク』では、第一戒に序文も含められています。この序文に、主なる神が、十戒をイスラエルの民にお命じになった理由が示されています。

 私たちは、ともすると福音(救い)と律法とを対立するものと受け止めがちです。例えば、福音書の中で律法学者やファリサイ派の人が登場してきて、主イエスや弟子たちの言動を非難する場面があります。すると私たちは、彼らを悪役として目の敵にしたりします。もちろん主イエスがしておられる事が正しいのですが、彼らの行動にも訳があります。神が律法をお与えになったのは、イスラエルの民を神を畏れない異邦人から区別するためでした。そのため何が善いことで、何が聖く、何が汚れているのかを信仰教育しようとされたのです。彼らは、それをできる限り守ろうとしました。

 私たちは、救われたとは言え、罪を犯す者であり、さまざまな欠けや救いの知識についても不十分さがあります。そのための基準として今日も十戒の果たす役割は大きく、それがないと自分の考えやこの世の考えが基準となってしまいます。

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