月刊誌リジョイス 聖書日課 2017年8月27日(日)

ルカ2章 地には平和

「いと高きところには栄光、神にあれ、地には平和、御心に適う人にあれ。」(ルカ2:14)

 平和の君であるイエスの誕生を告げ知らされたのは羊飼いたちでした。天使は言います。「わたしは、民全体に与えられる大きな喜びを告げる」と。社会から除外された存在であった羊飼いたちにとって、この知らせは、どれほど感動と喜びに満ち溢れるものだったことでしょう。真の救い主の御前にあっては、住民登録の数に入れられず、社会から疎外されている自分たちも居場所を持つ存在、つまり神の民の一員であることが示されたのですから。

 「地には平和、御心に適う人にあれ」とは、神の限りない豊かな恵みによって地上に平和がもたらされることを布告するものです。人間の罪を贖い、救いと平和の福音をもたらすために主イエスは神の身分でありながら、人としてこの世にお生まれになりました。この方こそ唯一の慰め主であり、希望と平和の源です。

 戦争やあらゆる暴力のないという意味での世界平和と聖書が語る神の平和とは同一ではありませんが、神との平和は世界の平和に関わっています。神の御心である平和が地にもなるよう祈りつつ、主イエスの平和を生きる者でありましょう。

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