月刊誌リジョイス 聖書日課 2017年12月6日(水)

ルカ22章 キリストの苦しみを共にする

「父よ、御心なら、この杯をわたしから取りのけてください。しかし、わたしの願いではなく、御心のままに行ってください。」(ルカ22:42)

 「御心の天になるごとく、地にもなさせたまえ」

 私たちに必要なことは、自分自身の命や思いを実現しようとすることではありません。むしろそれらを捨てて神の御心を実現し、神から永遠の命をいただくことです。キリストがその命を捨ててまで私たちを大切にしてくださったからこそ、私たちはその命をいただくことができました。

 ですから、私たちもそのキリストのようになろうと願うのは、当然の心持ちでしょう。キリストが私たちの罪を贖い、命を獲得するためにしてくださった振る舞いとは何であり、それに倣うとは、どうすることでしょうか。

 ところで、ご自分の命を捨てようとするとき、キリストは本当に苦しまれました。それが父なる神の御心であることを知りつつなお、自分の命を捨てて神の御心を自身の心とすることは、苦しみの選択でした。

 キリストでさえそうなのですから、私たちはなおさらでしょう。平然と神の御心に生きることができる人はいません。絶えず「御心をなさせたまえ」と祈り続ける。それが私たちの姿です。

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