月刊誌リジョイス 聖書日課 2017年12月14日(木)

詩編127編 主御自身が建ててくださらなければ

主御自身が建ててくださるのでなければ
家を建てる人の労苦はむなしい。
主御自身が守ってくださるのでなければ
町を守る人が目覚めているのもむなしい。(詩編127:1)

 貧困と飢餓、富裕と飽食の同居するこの地球において、都市にその悲惨さを多く見ることができます。子どもの貧困や高齢者の孤独死は、一見豊かな国に見える日本でも深刻な社会問題になっています。

 詩編127編は、いわば、「栄華を極めた」ソロモンの建てたエルサレム神殿において、「主御自身が建てて」「守ってくださるのでなければ」、「家を建てる人の労苦」も、「町を守る人が目覚めているのもむなしい」と言います。

 それは、今日の、都市と国家、家庭と教会形成においても同じです。私たちの日本キリスト改革派教会がその創立宣言(1946年)において、この詩編127編の御言葉をもって、新日本建設と真の教会建設の幻を見たことを思い起こします。

 では「主御自身が建ててくださるのでなければ」とは、何をどう期待して生きることでしょうか。それは、キリストだけが本当の労苦の喜びと祝福を与えてくださるお方であることを信じて生きることです。このお方は、十字架に至るまでご自身をむなしくされ、あらゆる労苦をご存じのお方です。そればかりか、復活の命に溢れるお方です。

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