月刊誌リジョイス 聖書日課 2018年1月21日(日)

ヨハネ1章 キリストとの出会い

その翌日、ヨハネは、自分の方へイエスが来られるのを見て言った。「見よ、世の罪を取り除く神の小羊だ。『わたしの後から一人の人が来られる。その方はわたしにまさる。わたしよりも先におられたからである』とわたしが言ったのは、この方のことである。」(ヨハネ1:29-30)

 人びとに悔い改めを説き、洗礼を授けていたヨハネの周りには多くの人が群がり、彼の弟子になる者たちも出てきました。しかし、ヨハネは自らに与えられた「証人」という使命を忘れることはありませんでした。

 彼は近づいて来られる主イエスを見て「世の罪を取り除く神の小羊だ」と宣言しました。さらに、主イエスこそわたしが予告していた人であり、わたしよりも先におられた方だと紹介しています。「先に」という言葉は、「まだこの世界に何もなかった時に、すでに存在しておられた方」ということです。

 この証言によって、まず洗礼者ヨハネの弟子たちが主イエスに出会いました。その一人アンデレは、まず最初に兄のシモン(ペトロ)を主イエスのもとに連れて行きました。

 ヨハネの一言があったとはいえ、この出会いは偶然だったのでしょうか。決してそうではありません。出会いは人の思いを超えた神の恵みのご計画に他なりません。私たちが導かれる礼拝も出会いであり、神の恵みに満ちた招きなのです。

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