月刊誌リジョイス 聖書日課 2018年2月3日(土)

マルコ10章 小さい者に対する眼差し

「子供たちをわたしのところに来させなさい。妨げてはならない。神の国はこのような者たちのものである。」(マルコ10:14)

 主イエスの許に子供たちが連れて来られたとき、弟子たちは追い払おうとしました。しかし、主イエスは弟子たちを叱って、「子供たちをわたしのところに来させなさい。妨げてはならない。神の国はこのような者たちのものである」と諭され、「子供たちを抱き上げ、手を置いて祝福され」たのでした。

 寄るべのない無力な彼らは大切な慈しみの対象で、全力をもってかばい、守り、慈しむ、かけがえのない相手でした。その主の慈しみの眼差しは、子供だけではなく、子供のように「小さい者」として軽んじられ、侮られ、卑しめられ、差別されている人々にも広げられます。

 「わたしの名のためにこのような子供の一人を受け入れる者は、わたしを受け入れるのである」(9章37節)と明言された主イエスは、「これらの小さい者の一人」が、どれほどかけがえのない存在かを明らかにされます。「これらの小さい者」、その中のたとえ一人といえども、主イエスはおろそかにされません。その「一人」が主イエスにとっては大切なのだということを、ここで明らかにされたのでした。

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