月刊誌リジョイス 聖書日課 2018年3月11日(日)

マタイ17章1-8節 起きなさい。恐れることはない

イエスの姿が彼らの目の前で変わり、顔は太陽のように輝き、服は光のように白くなった。見ると、モーセとエリヤが現れ、イエスと語り合っていた。(マタイ17:2-3)

 これからエルサレムで起こる事を弟子たちにあらかじめ語っても理解してもらえない主イエスは、どのような心境だったでしょうか。天の父はいつも近くにおられましたが、もしかすると心細い気持ちもあったかもしれません。主イエスはある大切な時に三人の弟子を選び、「変貌の山」に登られました。そこに旧約聖書の登場人物が現れます。心細い体験があっても、決定的な働きを行った人たちです。主イエスを激励するためだったことが明らかです。

 かつて、モーセは神からの使命に恐ろしくなり、「わたしではなく、別の誰かを送ってください」と断り、エリヤは疲れ果てて絶望的になり、「わたししか主を畏れる者はいない」と訴えました。そして、全能の主の助けを受けた二人は大きな役割を果たしました。主イエスを励ますのであれば、最適な二人です。

 この時、恐ろしくなったペトロたちは、主イエスに、「恐れることはない」と励まされます。そうです。激励を受けた主イエスはご自身にしかできない罪の贖いの働きを成し遂げていかれます。そうすれば、信じる私たちに恐れることはまことにありません。

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