月刊誌リジョイス 聖書日課 2018年3月27日(火)

ヨハネ12章20-36節 一粒の麦

「人の子が栄光を受ける時が来た。はっきり言っておく。一粒の麦は、地に落ちて死ななければ、一粒のままである。だが、死ねば、多くの実を結ぶ。」(ヨハネ12:23-24)

 主イエスのもとにユダヤ教に改宗したギリシア人がやって来ました。すでに主の教えがギリシア人にまで伝わっていました。世界が福音を待っているかのようです。

 そこで主イエスは一粒の種の譬えを語られました。主イエスが十字架におかかりになることが、一粒の種が地に落ちて死ぬことに譬えられています。種は地に落ちて発芽します。そして根が張り、葉が伸びて多くの実を結びます。その時には種は種としてはもはや存在しません。種は実を結び、実として生まれ変わります。

 主イエスはこの後、十字架刑で処刑されます。そしてお体は種が地に落ちるように、墓に葬られます。その十字架の死は新しい多くの実を生み出すための犠牲です。主イエスは墓から復活されます。その復活の命は主イエスを信じるすべての者に与えられます。復活の命は一粒で終わりません。主は、種として犠牲になることによって栄光を現されます。

 そして、復活の命を全世界の主の民に与えてくださいます。復活の命に与る多くの実が実ります。その中に私たちも招かれています。

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